雇用形態によって求められるものが違う

ITビジネスにおいて求められるものは分野ごとの専門性の高い技術力と、そしてチームをマネジメントするコミュニケーションスキルのふたつです。そして実は雇用形態によって、どちらを主に求められるかが違ってきます。フリーランスに求められるのは基本的に専門的な技術力のほうであり、正社員に求められるのはコミュニケーションスキルのほうなのです。

これはフリーランスが必要な場面にだけ雇われる一時的な雇用関係であることが大きく関係しています。正社員の場合は何年も何十年も継続して雇用することが前提になっているので、もし必要となる技術的なスキルが変わることによってチームのメンバーが入れ替わっても、常に上流でマネジメントができるように正社員のほうを配置するのが自然なのです。

逆にいえば、どちらのスキルを持っているかで、どちらの雇用形態が自分に向いているかを理解することもできるといえます。より深く技術的な知識を手に入れることが自分の目的というエンジニア気質の人にはフリーランスの立場が向いているといえますし、コミュニケーションスキルを生かしてエンジニアたちを動かし、プロジェクトそのものを完遂に導いたり、顧客要望から仕様を決めるのが好きという人は、正社員の立場が向いているということになります。
単純に正規や非正規労働という区分けをするのではなく、求められるものが違う以上、それに応じて自分が主体的に雇用形態を決めるという生き方もあるわけです。

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